みなみ台歯科からのメッセージ

 お口のケアは健康管理の出発点です。

私たちはご来院いただく皆様に
生涯にわたり、味わう、話す、笑うといった人間らしいいとなみを楽しみながら、豊かな人生を過ごしていただきたいと願っています。
そして、それぞれのライフステージに応じた適切な治療と口腔ケアの提供を通じて、末永く歯とお口の健康を維持できるようお手伝いすることが役割であると考えております。
自然治癒が望みにくい口腔疾患では、治療と共に日頃の予防が重要です。私たちは治療と口腔ケアについて患者さんの十分なご理解、ご納得が得られよう対話を大切にした診療を心がけています。

news&topics

星陵日記

2016年04月27日  超高齢社会に求められる歯科医療
~訪問歯科医療と医療政策~

9acd87c7197e7988714bf0a6d3d55491_s新年度が始まりました。皆さんお花見は行かれましたか?私は今年もゆっくり花見には行けませんでしたが、朝夕の通勤路の桜がとっても綺麗で、花吹雪の中を歩く楽しみを少しだけ味わいました。

さて、今年度も歯科診療報酬改定があり3月に講習会に行ってまいりましたので、そのことについて少しお話したいと思います。

pixta_11432779_XL 現在の日本では、小児の虫歯は減少し、すべての年代で一人あたりの現在歯数も増加しています。歯周病も減少傾向にあるのですが、75歳以降では顕著に歯周病罹患率が増加し、歯科受診の割合が増えています。つまり、高齢化社会なので高齢者向け歯科医療対策が必要になっているということです。

現在の日本は、「超」高齢化社会であると言われているのは皆さん既にご存じと思います。高齢者の歯科治療の特徴としては、全身的な疾患との関わりも考慮しなければならないので治療の難度やリスクが高く、単に虫歯や歯周病を治すだけでなく、食べる、飲み込む、話す、笑うといった口腔機能回復がとても重要です。

厚生労働省より、歯科に関する方針として、「超高齢社会における地域包括ケアシステムの推進と医療機能の分化強化をはかりながら、効果的・効率的で質の高い医療提供体制を構築する」というが出されました。

ちょっと難しい言葉が続きますが、「複数の慢性疾患を有する患者に対し、療養上の指導、服薬管理、健康管理等の対応を継続的に実施するなど、個別の疾患だけではなく、患者に応じた 診療が行われるよう、医療機関 間の連携、医療介護連携、栄養指導等、地域包括ケアシステムの推進のための医師、歯科医師、薬剤師、看護師等による多職種連携の取組等を強化し、患者にとって安心・安全で納得できる効果的・効率的で質が高い医療を 実現し、かか りつけ歯科医として口腔疾患の重症を防ぐ」ことに力を入れて行こうということです。

ということで診療報酬の変更は、かかりつけ歯科医の評価、在宅歯科医療、医科歯科連携、などに重きをおかれた改定がされていました。

20160427ところで皆さん、訪問歯科診療についてご存じでしょうか?
歯科医院に通院出来ないけれど、口腔ケアや歯科治療が必要な方に対して、それぞれの御自宅や介護施設に歯科医師と歯科衛生士、コーディネーター(歯科助手)が定期的継続的に、または急患対応で随時お伺いして、口腔ケアや治療を行うものです。

私も週一回ですが、もう7~8年ほど毎週訪問歯科診療に伺っております。特に問題ない方は口腔ケアとして歯磨きや衛生指導を行い、治療の必要な方は虫歯の治療はもちろんのこと、詰め物や被せものを作成したり、入れ歯を作って調整したり、内科医師と連携して抜歯をしたり致します。全身管理下で歯科治療が必要な方は、総合病院や大学病院に御紹介し入院して歯科治療を受けていただき、退院後は我々が引き継ぎます。
このように、通院不可能な方でも、歯科医院に来て頂くのとほぼ同じ内容の治療を受けて頂くことができます。健康保険、介護保険使えます。

寝たきりや車いすの方の歯科治療は難しいのですが、リラックスして治療を受けて頂けるし、普段の生活や食事の様子がわかり、御家族や施設職員との連携がとりやすいことがメリットです。


3d726a89b8c25ffd9950bedc47356813_s特に口腔内に問題のない方でも毎週継続的なケアが必要な理由は、脳血管障害の後遺症で麻痺がある方や認知症のある方は御自分で歯磨きが困難であり、介護者による通常の歯磨きのみでは、なかなかしっかりとした口腔ケアまでは手がまわらないという現状があります。口腔内が不潔になると細菌が増え、誤嚥性肺炎や糖尿病、脳梗塞などのリスクが高くなることが知られています。

もちろんそういった全身状態の問題だけでなく、口から食べる、噛んで食べるということは脳の賦活化に役立ちますし、何歳になっても、季節の美味しい食材の色彩や香りを楽しんで、歯応えや味を楽しみながら食事をすることは、生きる喜びに他なりません。

認知症や麻痺で嚥下が出来なくなり、残念ながら口から食事がとれなくなった方は、鼻から食道にチューブを通す(経鼻胃管栄養法)か、もしくは胃に穴を開けてチューブを設置(胃ろう栄養法)し、そこから栄養剤を流して栄養をとらざるを得ません。それは生きていくための手段ではありますが、笑顔などの人間らしい表情が消えることが多いと言われています。なんとかまた元通り口から食事を摂れるようになるといいのですが、困難なことが多いです。

経鼻胃管や胃ろうの方は口から食事をとらないので、口腔ケアは必要ないと思われがちですが、逆に飲食で口腔内を洗い流すことがなくなるので、痰や口腔粘膜からの老廃物が口のなかに溜まり(痂皮といいます)、細菌の温床になるので、口腔ケアは必須です。歯が全く無くて総入れ歯の方も、義歯のチェックや調整、洗浄が必要です。義歯がとても汚れていることが多いです。

このように、残存歯の本数や義歯の使用の有無に関わらず、口腔内の衛生を保つことと、可能な限り咀嚼機能を維持することは、QOLの維持には欠かせません。

介護の必要な御家族のいらっしゃる方でまだ訪問歯科診療について検討されたことがない方は、一度ケアマネージャーさんや訪問診療を行っている歯科医院に相談されてみてはいかがでしょうか?

最期まで楽しくお話をして、美味しい食事をして頂くために、我々歯科スタッフ一同頑張っています。興味を持たれましたらお気軽に声をかけてください。

歯科医師 富永克子

Information

『歯周病は薬で治る!』に当院が掲載されました。

book_shishubyo.png
内服薬にて歯周病を治療する『歯周内科学』に関する本が出版され当院も研究会会員として掲載されています。
内服薬による歯周病の詳細につきご興味のある患者さんに同誌をお分けしております。
ご希望の方は歯科相談・お問合せへメールまたはお電話にてご連絡ください。


インプラント治療ガイド

book_implant.png海苑社さんのご厚意によりインプラント治療をご検討の方に同誌を無料にてお分け出来ることとなりました。
ご希望の方は歯科相談・お問合せへメールまたはお電話にてご連絡ください。

TEL 045-982-0075

(予定冊数に達しました場合はご容赦ください。)
インプラント治療なるほどガイドについて問合せる

みなみ台歯科へのアクセス

住所:神奈川県横浜市緑区長津田みなみ台5-11-1プレステージヒルズみなみ台1F

科目
午前診療
(10:00∼13:30)
午後診療
(14:30∼19:00)

※休診日:祝日

※学会等で、診療時間が変更する場合があります。