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唾液によるがんリスク検査

まだまだ暑い日が続いておりますが、皆さまは熱中症や夏バテで体調を崩したりしていないでしょうか?
暦の上では秋の始まりの季節になりますが、今年の暑さは9月上旬まで暑さが続くようです。
暑いと食欲が減退気味になりがちですが、しっかりと栄養を摂って猛暑を乗り切りましょう。

今回は、Saliva Checker® で行う「唾液によるがんリスク検査」ついてご紹介したいと思います。
現代は2人に1人が「がん」になると言われる時代です。
そして多くのがんは、早く見つけて、早く適切な治療をすれば治すことが可能と言われています。
早期発見のために、定期的ながん検診は非常に有益であることは言うまでもありません。

しかしながら年に一度はがん検診を受けるべきとは思いつつも、何かと忙しい日常生活の中で、なかなか気軽に受けられないことが多いのではないでしょうか?

私も去年は重い腰を上げて、ようやく区のがん検診に行ってきました。
胃がん検診と女性なので子宮頚部がん検診、乳がん検診と様々な医療機関にその都度行き検査を受けました。
何か月かに渡りやり遂げましたが、検査と検査結果を聞きに何回か各医院に通ったので正直、結構大変でした。

医療機関で行われる検査は、その方法や検査対象により、生体検査と検体検査に大別されます。

生体検査とはさまざまな機器を用いて患者さんの体を直接検査するもので、血圧、肺機能、心電図、脳波測定などに代表される生理学的検査がこれにあたります。
X線撮影やX線CT、MRIなどによる画像診断、超音波検査、内視鏡検査などもあてはまります。

一方、検体検査とは、血液や尿、便、たんなど、患者さんから摂取した検体を分析して病気を調べる検査です。
唾液を採取して調べる方法もこれに分類されます。

また検査は検査の目的にあわせて以下の2つに分類されます。

一つがスクリーニング検査と言い、病気にかかっている「可能性」があるかどうかを調べる検査で、地域や職場の集団検診や人間ドック、医療機関を外来受診したときに行われる一般的な検査などがこれにあたります。
あくまでも、何らかの病気の「可能性」がある人を効率的にふるいに分けるのが目的なので、ほとんどの場合、この段階では病気の診断を確定できません。

次に、スクリーニング検査で異常が見つかった場合や、診察の初期段階からある程度病気の見当がついている場合などには、より詳しい検査が行われ、病気の診断が確定されます。
これをスクリーニング検査などの一般的な初期段階の検査と区別して、精密検査と言います。

今回ご紹介するSaliva Checker®(サリバチェッカー)はこのスクリーニング検査に相当します。
がんの確定診断を行うためのものではなく、現在がんの疑いがあるかどうかを調べるスクリーニング検査です。
「がんである」という診断を下せるものではないということをご理解していただく必要があります。

サリバチェッカーの検査においてリスク値が高い結果の場合には、検査後の相談ができる医療機関で相談することが重要です。
その後、必要と判断されれば、精密検査へと進んでいきます。

唾液は「身体の鏡」と言われ、血液や尿と同じように健康状態の良し悪しを反映します。
唾液中の成分の大部分は血液由来のため、がん細胞から染み出す代謝物質は血管を通り、唾液中に染み出すそうです。

Saliva Checker®(サリバチェッカー)は、唾液中に染み出したこれらの物質の濃度を解析することで、がんのリスクを調べます。

血液検査では採血時に針を刺します。
これが苦手な人は多いようです。
一方、唾液を採取する方法は針刺しも無く、自分の口の中に溜まった唾液(安静時唾液)をストローで吐き出すだけという簡便なものであり、歯科医院で行うことができます。

唾液採取には際してより正確な検査値を出すために下記の注意事項があります。

①検査前の2日から食事制限、具体的には以下の食品の摂取を控えてください。
 枝豆、納豆、豆腐などの豆を主原料とした料理。
 胡桃、アーモンドなどのナッツ類やシジミ
 豆類、ナッツ類、シジミ材料を原料としたサプリメントや健康食品
②検査前日は、夜9時以降、水以外の飲食を控える
③検査当日は、朝食を控える。歯磨きは検査の2時間前までに済ませる。
 ガム、飴、トローチの摂取は不可。
 うがい薬、入れ歯接着剤の使用も不可。
④検査1時間前は激しい運動は避ける。
⑤喫煙や口腔内のお手入れ(爪楊枝、歯間ブラシなど)も禁止。

ドライマウスや唾液の出にくい方及び薬を服用の方は事前に医師にご相談ください。
現在のところサリバチェッカーでは、肺がん、膵臓がん、大腸がん、乳がん、口腔がんのがんリスクを知ることができます。

1度の比較的簡便な検査で、複数のがんのリスクが分かるこの方法は、ハードルの高かったがん検診を身近なものにしてくれるものと思われます。
今後この唾液検査は人間ドックのフォローとしても活用され、今後有益な検査手段として大きな役割を担っていくことが期待されています。

歯科医師
大庭美和子

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